かみ合わせ治療だけでは、「片手落ち」であるという事実をご存知でしょうか?

歯のかみ合わせに問題があると、様々な身体のトラブルに繋がることは近年多くのデータで明らかになってきました。しかし、舌や頬などの柔らかい粘膜と硬い歯の接触が、周囲の筋肉に異常な緊張を引きこしてしまうことはあまり知られていません。
首の周囲に緊張が起こると、脳への血流量が減少します。他にも後頭部なら慢性的な頭痛や肩こりの原因となり、胸や腹の場合は臓器の機能低下が起こるなど恐ろしいレベルで不調が連関していきます。
当院では、歯のかみ合わせと粘膜への接触状況を、様々な姿勢をもとに診断。「力がうまく入らない原因はどこにあるのか」「なぜ深い呼吸ができないのか」などを総合的に考えた「真のかみ合わせ治療」により、慢性的な不調を解決に導きます。
楽な位置で噛めるようにかみ合わせを調整

理想的なかみ合わせとは、上下の顎の位置関係がニュートラル。さらに楽な位置から噛めることです。しかし、筋肉が緊張している状態だと必ずズレは発生してしまいます。
また、他の歯科医院でかみ合わせを高くされたり、低くされたりといったケースもあるため、その人にとって一番楽なかみ合わせの状態を様々な姿勢から導きます。
軟組織だからこそ起こる筋肉の異常な緊張を緩和
口腔は人間の臓器の中で唯一、硬い組織(歯)が外側に露出している特殊な場所です。つまり、硬い歯が柔らかい頬や唇と接することで様々な刺激が生まれます。また、歯科技工物や舌の位置も調整することで、筋肉の緊張を和らげていきます。